「東進英文法レベル別問題集」のLv.2とLv.3を使用しています。 これらは、高校英語の英文法の初期のカリキュラムになります。 これら2冊の問題集は高1レベルの基礎的な英文法を学習し、定着させるのにはちょうど良い問題集になります。 この問題集を通して学ぶことができる英文法の基礎は、一般的な大学の入試問題ではもちろん、東大英語の和訳や文法問題、そして英作文など幅広い入試問題を解く上で大いに役に立っています。 逆にこれらの文法事項がわかっていないと、九九があやふやなまま中1の数学を解くのと同じくらい無謀な行為になります。 ここでは、赤門アカデミーでどのように東進英文法レベル別問題集を使っているのか解説していきます。

英文法の勉強の大切さ

東進英文法レベル別問題集自体の解説をする前に、まずは英文法の大切さにふれておきます。 システム英単語やtarget 1900のページでは、英単語がどれくらい重要かについて説明しました。 どれだけ英文法の知識があっても、長文を読む能力があっても分からない単語が多くなればそれだけ読みにくくなるのは想像に難くないと思います。 よって、英単語がかなり重要であるということは理解しやすいと思います。 しかし、英文法も同じくらい大切なのです。 特に、東進英文法レベル別問題集で学習する基礎的な文法事項を知らないと英語が現時点で得意な人であっても、必ずどこかで成績の伸びが止まります。 確かに、昔から英会話をやっていたり、外国に住んでいた帰国子女であれば、大学受験の長文であればある程度意味を理解することができると思います。 しかし、日本の大学受験の問題には和訳や文法問題が出題されます。 このときに、特に基礎的な英文法がわかっていないと、綺麗に日本語に訳すことができなかったり、文法問題に答えることができなかったりします。 よって、大学受験用の模試などを受けた時に、高校1年生などの簡単なものはまだ大丈夫ですが、高校2年生や3年生のどこかで成績の伸びが止まってしまいます。 特に、東大レベルの難関大学を目指す場合は、まず文法の知識は必須になります。 また、自由英作文や和文英訳などでも英文法の知識は非常に役立ちます。 このように、高校英語の学習の初期段階において、英単語と同様に英文法もしっかりやっておくことが大切になってきます

東進英文法レベル別問題集の種類

次に東進英文法レベル別問題集の種類について解説していきます。 東進英文法レベル別問題集は、レベルが1から6まであります。 それぞれにレベルは以下のようになっています。
  • レベル1:中学復習用レベル
  • レベル2:高校英文法基礎レベル
  • レベル3:センター試験準備レベル
  • レベル4:中堅私大レベル
  • レベル5:有名私大(MARCH)レベル
  • レベル6:難関大学レベル
(※センター試験は2021年度入試から廃止され共通テストになったが、共通テストのリーディングでは、文法問題は出題されない。ここでいう「センター試験レベル」とは2020年度以前のセンター試験の英文法の問題レベルということ。)
赤門アカデミーでは、この6つのレベルのうち、レベル2と3を初期段階の英文法の問題集として使っています。 その他のレベルの問題とその理由について解説していきます。

レベル1

こちらの問題集は、中学の英文法を復習するための問題集になります。 ただ、正直高校1年生にしては、簡単すぎます。 さらに、問題量が少ないので、中学の英文法を復習するにしてもあまり定着せず、適していません。 中学の復習が必要な人は、もう少し問題数が多いものを本格的に演習をする必要があります。 赤門アカデミーでは中学英語の復習が必要な人は、「くわしい中学英文法問題集中1~3」というものを使います。 基本的に中学生用のカリキュラムで使っているものと変わりません。 こちらであれば問題量も多過ぎず、ある程度時間をかけて数ヶ月で復習ができるのでおすすめです

レベル2, 3

こちらが、赤門アカデミーで使用しているレベル別問題集のレベル2と3になります 高校英文法の基礎的なレベルの問題集がレベル2で、センター試験準備レベルの問題集がレベル3となっています。 この二つを同時に並行して使っていきます。 並行して使っていくというのは、同じ分野をレベル2と3両方つかって同時に問題演習をしていくということです。 レベル3からでは、難しすぎるのでいきなり演習するのはかなり大変ですが、レベル2だけでは問題数が少なく、その分野のある程度の文法事項を定着させるのには不十分です。 よって、レベル2を基礎問題、レベル3を応用問題として、問題演習を進めていくというといったイメージです。 この2冊である程度の基礎的な英文法を身につけることができ、センタ試験レベル以上の文法の学習にうまくつなげることができるのです。

レベル4

レベル4は中堅私大レベルとなっています。 中堅私大ではあまりイメージがついきにくいかもしれませんが、イメージとしてセンター試験と同等もしくはそれより少し難しいというレベルになります。 しかし、こちらの問題集は赤門アカデミーでは使っていません。 このレベルになると英文法は暗記の側面が強くなるので、大量の問題をこなしていくことが大切になります。 このレベル4は問題量が少ないので、これでは定着しにくく、中堅私大レベルの演習をするには不十分です。 我々は、その代わりに「英文法・語法ベスト400」という問題集を使っています。 この問題集は、東進レベル別問題集レベル2, 3が終了次第始めます。 ベスト400では、名前の通り400問とかなり豊富な問題量があり演習を繰り返すのに適しています。 また中堅私大レベルだけでなく、レベル3のレベルの問題も入っており、これを使うと同時にレベル3の復習もすることができるのです。

レベル5, 6

レベル5とレベル6はいずれも難関大学を目指す人のための問題集しなります。 しかし、こちらも問題量が少ないという同様の理由で、赤門アカデミーでは使っていせん。 英文法はレベルが高くなればなるほど、個別の語法の要素が強い問題が多く出題されます。 これらの問題を一つ一つ身につけていくにはやはり問題量の多い問題集での演習が必要不可欠です。 赤門アカデミーでは、東大以外の難関大学を目指す人には、「ネクストステージ」や「スクランブル」、「桐原1000」といった1000問クラスの英文法網羅系問題集をお薦めしています。   このように、東進英文法レベル別問題集は、レベル2と3のみ赤門アカデミーで使っており、他のレベルの問題集は問題量のより多い問題集を使っています。 しかし、生徒さんの状況によって使う問題集も変わってくるので、生徒さんの状況なども考慮して注意深く参考書や問題集を決めています

東進英文法レベル別問題集レベル2, 3の勉強法

次に東進英文法レベル別問題集レベル2, 3の当塾での勉強法について解説していきます。

勉強していく分野の順番とペース

赤門アカデミーの英文法のカリキュラムの初期段階では、以下のような順番で英文法の各分野を勉強していきます。
  1. 動詞
  2. 受動態、助動詞
  3. 不定詞
  4. 動名詞
  5. 分詞
  6. 分詞構文
  7. 前置詞・接続詞
  8. 関係詞
  9. 比較
  10. 仮定法
  11. その他
高校1年生など、高校の英文法を初めて勉強する人は、1週間におよそ1分野ずつ進めていきます。 2年生や3年生などで、高校の英文法を基礎的な部分から復習する人は、1週間で2~3分野ずつ進めていきます。

大まかな流れ

次に東進英文法レベル別問題集を使った英文法のおおまかな流れについて解説していきます。 基本的に先ほど説明した分野1つごとに、
  1. 参考書を読む
  2. 東進英文法レベル別問題集lv.2の問題を演習する。
  3. 東進英文法レベル別問題集lv.3の問題を演習する。
という順番で勉強していきます。 このレベル別問題集を演習する前に読む参考書は、「安河内の新英語はじめからていねいに」というものになります。 この参考書は英文法を初めて勉強する人のための参考書で、解説はかなりわかりやすいです。 この参考書をわかりにくいといった人をみたことがないくらい丁寧にでわかりやすい説明をしてくれています。 理解しやすさを重視しているため、厳密な説明や細かい文法事項の説明はあまりありませんが、問題集のまえに読むにはぴったりです。 まずは、この参考書をざっくりで良いので読みましょう。 これを読むことによって、おおまかに勉強する分野の簡単な概要を理解することができます。 その次に、レベル2, 3の順番でいま勉強している分野の問題を解いていきます。 この参考書と、レベル2とレベル3とで、若干章立てが異なるため、分野が同じところを探すのは初学者にとってはむずかしいかもしれません。 しかし、実際にどこを読めば良いのか、指導の中で講師がしっかりと説明してくれるので安心して勉強に取り組むことができます。

問題集の演習方法

レベル別問題集を演習する際は、各問題答えが言えるだけではなく、そのほかに以下のことができるかどうかしっかりと確認する必要があります。 それは、
  1. 答えを瞬時に選び文全体をスラスラ音読できるかどうか?
  2. スラスラ和訳ができるかどうか?
  3. その答えになる理由がすぐに答えられるかどうか?
の3つになります。 この3つのことのうち1つでもできなければその問題はをX(バツ)として扱ってください。 特に大切なのがこれらのことが素早くできるかどうかということです。 冒頭で申し上げた通り、この問題集のレベルは、難関大学の入試問題からすると、中学数学にとっての九九のようなものです。 九九が少し悩まないと答えられないようでは、中学数学の計算などできるはずがありません。 つまり単純に答えられるというだけでなく、自分の中で常識レベルまで定着させてほしいのです。 なので、素早く答えられることが必要になります。 また、和訳や理由を答えられるようにすることも大切です。 英文法の問題集を演習する際に、答えだけ暗記してしまう人が中にはいます。 しかし、我々は何のためにこの問題集をやるのかここで考えてみてください。 入試でこの問題集の中の問題がそのまま出題されるわけではありません。 問題集で学んだことを活かして、初めて見る問題を解いていかなればいけないのです。 つまり、この問題集の中の問題の類題を解けるようにしなければいけないのです。 そのためには、和訳や理由も一緒にアウトプットできるようにしておくことが必要なのです。   また、分野によってはさらに他のことができなければいけません。 例えば、分詞構文の仕組みを完全に理解するためには、分詞構文で省略されている部分を実際に補って文を作り直すことも考えなくてはいけません。 また、関係代名詞などは、文を二つに区切ってみたり、不定詞はどの用法なのか答えられたり、受動態を能動態の文章に戻してみたりできなければいけません。 このような特別な指示は、毎回講師が課題を出題するときに、合わせて詳しく説明します

東進英文法レベル別問題集のテスト

最後に、東進英文法レベル別問題集のテストについて解説していきます。 基本的に、英文法と英語長文のテストは、最初の1時間のテストの時間で行わず、後半1時間の音声または動画通話での指導時に口頭で行います。 口頭で行うことで、英語の発音はもちろんのこと、どれくらい質問に素早く答えられるかどうか確認していきます。 先ほど、問題演習をするうえで、以下の3つのこと
  1. 答えを瞬時に選び文全体をスラスラ音読できるかどうか?
  2. スラスラ和訳ができるかどうか?
  3. その答えになる理由がすぐに答えられるかどうか?
が大切であると述べました。 よって、テストでは問題集の中からランダムに問題を選び、その各問題に対して問題のみを切り取ったスクリーンショットをlineのトークに送り、それをみながら、
  1. 答えを入れて、問題文を音読
  2. 問題文の和訳
  3. 文法事項に関する質問
の順でテストをしていきます。 3つ目の文法事項に関する質問は基本的には問題集に書かれている解説の中からのみ出題します。 事前にその問題集に書かれていないことを質問する場合は採点対象外にします。 基本的にほとんど満点でないと合格になりません。 特に1つ目の答えを入れる段階で間違えるのは論外です。 英文法は、この段階でも暗記の要素がかなり強いので、英単語のように毎日コツコツしっかりと演習を重ねていれば合格点を取ることは難しくありません。 このように、確認していくことによって、生徒さん自身が本当に理解しかつ定着しているのかどうかということがしっかりとわかるのです。

まとめ

以上が、赤門アカデミーでの東進英文法レベル別問題集レベル2, 3の勉強方法、テストについての解説になります。 東進英文法レベル別問題集には、1~6までの6つのレベルがありますが、当塾で使うのは、2と3のみになります。 また、この問題集の問題に対して、以下の3つのこと
  1. 答えを瞬時に選び文全体をスラスラ音読できるかどうか?
  2. スラスラ和訳ができるかどうか?
  3. その答えになる理由がすぐに答えられるかどうか?
に気をつけて取り組むことによって、単に文法ができるようになるだけでなく、常識レベルまで定着させて、その次の段階のレベルの英文法や英語長文の勉強で活かしていくことができるようになります。 このようなやり方をしたことがない人にとっては慣れるまでは大変だと思いますが、逆に難関大学を目指すにはこれくらいの勉強が必要になります。 入塾を検討している人は、ぜひ一緒に頑張って勉強していきましょう。]]>

TOP