月に4回、つまりおよそ週に1回ごとに東大生による、音声もしくは動画指導があります。 そこでは、前回の課題に対するテストが出されて、それの成績によって、次回までの課題が決まり宿題として出されます。 なので、基本的に日々の勉強が大切で、次の指導までに宿題をどのようにこなしていくかによって成績の伸びが変わっていきます。 ここでは、この1週間のうちに出題される宿題と、その1週間では、1日何時間勉強していけばよいのかについて説明させていただきます。 入塾を検討していない人でも、我々の宿題と同等なものをやれば、ある程度自分で東大受験をはじめとする難関大学の受験対策をすることが出来ます。 ぜひ参考にしてみてください!

1週間のおよその宿題

では、早速1週間のおよその宿題をカリキュラムの進み具合によって3つに分けて解説していきます。

カリキュラムの初級段階の場合

まずは、こちらが我々のカリキュラムの初級段階から勉強を始めていく生徒さんの宿題です。
  • 英単語 300~1000個(1周目が300個で、2周目以降は500個以上)
  • 英文法基礎問題集(東進レベル別問題集lv2, 3など)1~3章分
  • 数学 4step &青チャート 0.5章~1章分
こちらは、主に中学生で高校の勉強を先取りしている人や高校1年生でまだ高校の勉強を始めたばかりという人に毎週課している宿題です。   英単語は基本的に高校生以上には必ず1週間に300個以上課しています。 2周目以降は、1周目に比べて覚える時間が少なくて済むので1週間に500個以上は出していますが、だいたい皆さん問題なく1000個分こなしています。 中学生の場合は、300個は多いので、200個や150個などその人にあった数にしていますが、100個以上は必ず進めるようにしてもらっています。   英文法に関しては、基礎的な問題集を1章分は必ず進めてもらうようにしています。 中には、幼少期から英会話などに言っていて、英語が得意な人や、先取りで高校の英文法だけ勉強をしっかりしていた人などは、3章分進めて、穴を埋めていきます。   数学は、高校生であれば基本的に4stepと青チャートを2週間で1章は進めてもらうようにしています。 しかし、数学の勉強はコツが掴むまで難しいので、最初のうちは1章を終わらせるのに3, 4週間かかってしまう場合もあります。 なので、数学が苦手な生徒さんには、入塾して3ヶ月以内に2週間で1章をこなすペースに持っていくことを目標として、数学の勉強を頑張ってもらいます。

カリキュラムの中級段階の場合

次に、カリキュラムの中級段階を勉強している生徒さんに課す宿題をご紹介します。 だいたい、入塾して初期段階から勉強を始めてからから3~6ヶ月後くらいには、この段階に到達します。 この段階になると旧センター試験レベルの問題に取り組んでいきます。(※センター試験は、2021年度から廃止され、共通テストに変わりました。しかし共通テストは、2022年度入試がかなり難化したように、難易度がまだ変化しています。なので、すでに廃止されてはいますが、問題の難易度の指標として、問題のレベルが安定している「センター試験」という言葉を使っています。) この段階の生徒さんには以下のような宿題を出しています。
  • 英単語 センターレベルの単語 1000個(既習範囲をひたすら復習し、忘れないようにする)
  • 英文法標準問題集(英文法語法ベスト400など)1周目100問分、2周目200問分
  • 長文問題集(ハイパートレーニングlv1, 2など)3章分
  • 数学 4step &青チャート 0.5章~1章分(主に数2B 数3など)
英単語は、ひたすら既習範囲を毎日筋トレのように復習して、忘れないようにしていくだけなので、1週間に1000問程度宿題に出しています。 すでに、3周囲上していて、ほとんどテストは満点を取る人が多いですが、これらの単語は長文で当たり前のようにつかうようにならないと、忘れていってしまうので、この段階の間も毎週宿題として出します。   英文法では、新しく、センターレベルの問題集に入ります。 基本的には、ベスト400のような400~600問程度の選択問題が載っている網羅系の文法問題を使います。 この問題集は1ヶ月ほどで1周することを目指すので、基本的には1週間に100問のペースで進めてもらいます。   この段階に入ると新しく宿題に加わるのが長文問題集です。 こちらは、1週間に3章分進めてもらっています。 ただ問題を解くだけでなく、採点し、復習したうえで、毎日3~5回音読しなければいけないので、かなりの勉強時間を必要とします。   数学は、基本的に勉強方法やペースは変わりません。 最低でも2週間で1章分は進むように青チャートや4stepの勉強を進めてもらいます。 ただ、数2Bや数3に入ったりと内容が難しくなっていくので、その分勉強時間を増やす必要があります。

カリキュラムの上級段階の場合

こちらでは、センター試験レベルの問題が余裕で解けるようになり、早慶や難関大学を始めとする、センターレベル以上の問題に取り組む段階の生徒さんに課す宿題を紹介します。 この段階になると、数3をやらずに次のレベルの問題集をやる文系と、数3を引き続き勉強し続ける理系によって宿題に違いがでてきます。 この上級段階の生徒さんには以下のような宿題を毎週課しています。
<文系>
  • 英単語 難関大学の単語 200~500個(1周目 200個、2周目 5o0個)
  • 英文解釈問題集(ポレポレなど) 10~25問(1周目 10問、2周目 17~25問)
  • 長文問題集(ハイパートレーニングlv3など)3章分
  • 数学 一対一対応数学 1章分
<理系>
  • 英単語 難関大学の単語 200~500個(1周目 200個、2周目 5o0個)
  • 英文解釈問題集(ポレポレなど) 10~25問(1周目 10問、2周目 17~25問)
  • 長文問題集(ハイパートレーニングlv3など)3章分
  • 数学 4step &青チャート 0.5章~1章分(主に数3など)
英単語は、いままでセンターレベルまでの単語の復習でとどまっていましたが、この段階に入るとより難しい文章で出題される単語を宿題として出します。 このレベルになると、見たこともない単語が多くなり、1つの英単語を覚えるのに時間がかかります。 なので、単語数は200個から500個程度としています。   また、英文法の変わりにあらたに英文解釈の問題集が宿題として入ってきます。 難関大学の英語長文では、文法構造がかなり複雑で長い文章が出てきます。 これらの文章をすらすら読み、指示されたときに素早く訳すことができる能力が必要です。 基本的に勉強方法は長文と同じく音読と和訳の練習ですが、長文だけでは足りないので、ポレポレなどの問題集を使って、複雑な文法構造を持った文の構造を素早く掴む練習をしてきます。 例えばポレポレには、全部で50問問題があります。 なので、1周目では1週間に10問出題し、1~2ヶ月ほどで1周できるようにします。 2周目以降は、2, 3週間で1周したいので、 1週間に17~25問ほど宿題として出しています。   数学は文系と理系で内容が異なります。 文系は、この段階になると、もうすでに青チャートを数2Bまで終えてしまっているので、次のレベルの問題集に移ります。 それが、一対一対応などの実践系の問題集です。 これらの問題集には、入試問題から直接選ばれた実践レベルの問題が入っています。 この一対一対応などの問題集を1週間に1章分のペースで進めて行きます。 理系は、まだ数3の勉強を引き続き進める必要があります。 今までと同様に4stepや青チャートを使って勉強してきます。 数3は内容もそうですが、計算がかなり大変になるので、やり方に変わりはありませんが、さらに勉強量を増やして頑張る必要があります。   以上が赤門アカデミーの1週間の宿題です。 今回は、3つの段階に分けて説明しましたが、その中間の段階や、人によっては、英数の進み具合にバラつきがあったりします。 また、中学生や高校1年生などは部活や習い事などにより勉強時間が制限される場合がありますので、その場合は、無理をさせないように分量をできる限り削って宿題を出しています。 このように、上記の宿題はあくまでも例なのでその人の状況に応じて臨機応変に対応しています。   また、受験生で、過去問演習に入った際の宿題については、志望校やその人の苦手分野によって様々あります。 なので、別のページを設けて解説していきます。

1週間の学習時間

次に赤門アカデミーの生徒さんの1週間の勉強時間の目安をご紹介します。 基本的に難関大学に合格するためには、高校1 ~ 3年生の間に、4500~5000時間の自主学習の時間が必要になります。 つまり、それだけの時間、授業以外で自分で勉強していく必要があります。 これを、350×3日で割ると一日あたりおよそ平均的に5時間になります。 ただ、高校1年生から平日5時間の勉強量を確保するのは、人によっては難しかったりするので、目安として、1年生3時間、2年生5時間、3年生7時間というのが良いと思います。 それでは、それぞれの学年の勉強時間について詳しく説明していきます。

中学生・高校1年生の場合

中学生・高校1年生には、基本的に平日3, 4時間、休日に5時間程度の勉強をするようにお願いしています。 内訳としては、平日が英語1~2時間、数学2時間、休日に英語2時間、数学2~3時間になります。 英語は、一度問題集や単語帳の宿題の範囲を一周してしまえば、ある程度定着してしまうので、勉強時間が短縮されます。 休日のうちにできるだけ時間を使い定着させて、時間のないときには1時間で簡単にチェックだけするのが良いでしょう。 数学は、必ず1日2時間以上は使うようにお願いしています。 このように、数学:英語を1:2から2:3程度にし、数学の時間を少し多めに取るのが重要になります。 もちろんこれ以上勉強できる場合は、したほうがいいです。 進みが良い場合は、どんどんカリキュラムを先に進めます。 進度が早ければ早いほど合格率が上がり、受験期に入ってからの勉強を無理なく余裕を持って行うことが出来ます。

高校2年生の場合

高校2年生は、高校1年生から少し学習時間を増やし、平日に5時間、休日には7時間以上勉強する必要があります。 平日は、高校1年生の休日のように、英語を2時間、数学を3時間勉強するのが理想です。 休日には、英語2時間と学校の宿題やテストに出されている他科目を2時間やり、残りの3時間以上の時間で数学をやるのが良いです。 高校2年生から入塾して、初級段階からカリキュラムを始める場合は、難関国公立を目指すのであれば、この勉強量は維持していかないと合格することが難しくなります

高校3年生・浪人生の場合

高校3年生・浪人生の場合は、更に勉強時間を増やしていく必要があります。 平日1日の勉強時間は6~7時間以上が望ましいでしょう。 高校に通っている高校3年生は平日の勉強時間を確保するのは難しいですが、浪人生は7時間以上勉強することが必須になります。 土日などの祝日には、8時間以上勉強してください。 特に高校3年生はどうしても平日の勉強時間の確保が困難になります。 なので、土日祝日などの学校がない日にいかにして勉強時間を稼ぐのかということが重要になります。 もちろん、中には高校1・2年生のときにかなり勉強が進み、高校3年生のときは毎日5時間程度の勉強で志望校にすんなり受かる人もいます。 しかし、大半の受験生は、このくらい勉強量を確保しなければ合格は難しくなります

まとめ

以上が赤門アカデミーの1週間の宿題と、一日あたりの勉強量の解説になります。 かなり量が多くハードですが、逆にいうとこれくらいの勉強量がないと、東大をはじめとする難関大学は厳しいです。 毎回の指導でのテストに向けて勉強していく意識があれば、なんとか頑張れるかと思います。 一緒に頑張って勉強していきましょう。 また、なにか受験や勉強に関してご相談等ある方は遠慮なくお問い合わせください。]]>

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